今年度の会長職に就任いたしました。ケアマネジャー全体の平均年齢は高齢化しており私はさらにその上をいっておりますが、経験値で協会活動に役に立てるよう尽力いたしますのでよろしくお願いいたします。
通常総会には、清水市長並びに清水介護保険サービス事業者連絡協議会代表幹事の臨席を賜り、本庁からは兼山長寿応援部長はじめ山田介護保険課長、岩瀬いきいき長寿推進課長、矢田部高齢福祉課長と10区の高齢介護課長全員にもご出席をいただきました。今年度の活動からは原則すべて会場開催としまして、この総会もオンラインなしで盛会のうちに終えておりますことご報告申し上げます。
さてこの4月に「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」が立ち上がりました。他法他制度にどう関わるか、またそのための施策について検討がなされることとなります。利用者のケアマネジメントが保険サービスだけでまかなえないことは既知です。高齢介護課以外の窓口に出向くのは普通ですし、家族支援、就労支援、終活支援などで行政や民間事業所との連絡、手続き支援など必要に応じて行ってきました。この検討会座長の田中滋先生には4年前の当協会総会研修会でご講演をいただき、その時すでに「2040年のケアマネジメントでは、介護保険サービスに加えてそれ以外の公的制度と地域の民間サービスや住民主体の活動も視野に入れたソーシャルワーク機能が求められる」と説かれ、「そのソーシャルワーク機能に注力できる環境づくりのため、居宅介護支援事業所のケアマネジャーに加えて、違う人材活用が必要になる」とも明言されていました。
制度とともに誕生した介護支援専門員は、その制度維持を担ってきました。「ケアマネジャーは何でも屋じゃない」とこぼすのでなく、各所と繋いできた実績と自負をもって「社会資源を知っていて分析して伝えられるし提案でき、相手と合意したことをその方と関わっている全部と一緒に同じ目標に導ける仕事人」として、さらなる技術研鑽を重ねましょう。
一部業務のICT・DX化は避けられませんが、協会活動は顔を突き合わせての活動を再開し、専門職・行政・民間事業者との交流を図って会員の資源活用スキルを向上させたいと思います。ケアマネジャーが地域に求められるソーシャルワーク機能の第一人者となれるよう、各機関の方々には今後もご協力、ご参加をお願いすることと存じますのでよろしくお願い申し上げます。
さいたま市介護支援専門員協会会長
三恵苑在宅介護支援センター 宮本 好彦
【事務局】
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敬寿園宝来ホーム
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